うんちく星人の雑学部屋

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世界で最も価値の高い硬貨は500円玉?!

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こんにちは。うんちく星人です。

先週の金曜あたりから体調を崩しておりまして、1週間ぶりの投稿となってしまいました。

今年も残り2ヶ月なのでペースをあげて投稿していければと思います。

 

さて、今回は硬貨に関する雑学です!

500円玉は世界で最も価値の高い硬貨?

普段何気なく使っている500円玉。

お財布に2枚入れると重くなるし1000円札があれば同価値なので、大抵の人は2枚以上入れることはないと思います。

 

でもこの500円玉、実は世界で1位2位を争うほど価値の高い硬貨なのです!*1

高額な硬貨は諸外国でも珍しく、ユーロで最も高額な硬貨でも2ユーロ硬貨(日本円で約200円)、イギリスのポンドでも2ポンド硬貨(日本円で約250円)です。アメリカのドル硬貨は1ドル硬貨が最高額です。

 

現在、世界で最も価値の高い硬貨は、スイスの5スイス・フラン硬貨です。執筆現在、1スイス・フラン=120.49円のため、5フラン硬貨は602.45円の価値があります。

しかし、500円玉の登場した1982年から現在までの為替レート推移を見ると、1985年~1989年、1991年~2012年は1スイス・フランが100円を下回っていました。言い換えれば、5スイス・フラン硬貨よりも500円玉の価値のほうが高い時期がかなりあったわけです。

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5スイス・フラン硬貨

 

日本の硬貨の成分、製造コストは?

※数値はおおよそですが、「約」を省かせていただきます。

①1円玉

成分:アルミニウム100%

重さ:1g

製造コスト:3円

特徴:日本硬貨の中で唯一銅を含まない。製造コストが最もかかる。

②5円玉

成分:銅60~70%、亜鉛30~40%

重さ:3.75g

製造コスト:7円

特徴:日本硬貨の中で唯一額面にアラビア数字が書かれていない。日本語を知らない外国人には解読不能な硬貨。

③10円玉

成分:銅95%、亜鉛4~3%、スズ1~2%

重さ:4.5g

製造コスト:10円

特徴:1953年~1958年にギザ有10円硬貨が発行された。ギザ有は現在発行されていないため、レアもの扱いされている。

④50円玉

成分:銅75%、ニッケル25%

重さ:4g

製造コスト:20円

特徴:縁に120本のギザがある。

⑤100円玉

成分:50円玉と同じ

重さ:4.8g

製造コスト:25円

特徴:2012年以降日本硬貨で最も発行枚数が多い硬貨。

⑥500円玉

成分:50円玉と同じ

重さ:7.2g

製造コスト:30円

 

まとめ

いかがでしたか?

日本硬貨の製造コストを見てみると、額の大きい硬貨ほど製造コスパがいいことがわかりますよね。

だから、1円玉や5円玉の製造枚数を減らして、決済の電子マネーをしていくことが日本経済的にはいいのです。

最近は暗いニュースばかりですが、少しでも景気が回復していくためにも無駄なコストを減らしていくことが、日本を良くするきっかけとなるでしょう。

 

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*1:記念硬貨を除く