うんちく星人の雑学部屋

雑学大好き人間が日常にありふれる‟疑問”を解決!

【足臭い人必見】ファブリーズやリセッシュよりも効く消臭剤の作り方とは?

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こんにちは。うんちく星人です。

夏も終わり、どんどん秋にかわっていく時期ですね。

多くの人は、汗によるにおい問題はなくなっていくことでしょう。

が、足が臭い人は季節など関係なく足が臭いです(笑)

私も超足臭い人間なので、この問題を解決したいと思いました。

そこで今回は、足が臭い人のためにめちゃくちゃきいて数カ月効果が持続する
最強の消臭剤”の作り方をご紹介します!

そもそもなぜ足は臭くなる?

まずはにおいの原因について探っていきましょう。

 

体臭の原因

においの原因は皮脂や汗ではありません。

実は汗や皮脂それ自体は無臭で、皮脂に含まれる脂肪を栄養にして増殖する細菌や真菌が原因なのです。

細菌や真菌は、皮脂を分解する過程で揮発性脂肪酸(イソ吉草酸や酢酸など)というものを発生させます。これが臭いの原因です。

これらの雑菌は、アルカリ性の汗を中和させるために揮発性脂肪酸を作っていると考えらえれています。

汗腺はエクリン汗腺アポクリン汗腺の二つがあり、エクリン汗腺は全身に存在しますが、アポクリン汗腺はワキや陰部、乳房、外耳道など限られた場所にしかありません。

エクリン汗腺が汗のみを分泌するのに対し、アポクリン汗腺は汗と皮脂を分泌します。

体臭として有名なワキ臭は、アポクリン汗腺が原因で、アポクリン汗腺が多い人や基礎代謝、発汗量が多い人は一般的にワキが臭い傾向にあります。

特に10代20代の若い男性は、ワキ臭が強い傾向にあるのでこまめに制汗剤をつけるようにしましょう。

 

足が臭い人の特徴

雑菌は皮脂を分解してニオイ物質(揮発性脂肪酸)を分泌していると紹介しましたが、実は足の裏には皮脂線が存在しません。

そのかわり、角質間細胞脂質というものが存在し、雑菌はこれを栄養にして揮発性脂肪酸(特にイソ吉草酸)を発生させます。イソ吉草酸はツーンとするニオイが特徴で、足がツーンとにおうのはこの脂肪酸が原因です。

角質は細胞として結合している間は免疫細胞の働きによって雑菌に分解されませんが、剥がれ落ちると、雑菌のエサになってしまいます。

つまり、角質がボロボロ落ちやすい人はそれだけ雑菌にエサを与えることになり、足が臭くなりやすいです。

また、土踏まずの有無でも足の臭さは変化します。一般的に菌は湿度が高い方が増殖しやすいです。水分の含んだパンは常温に置いておくとカビますが、乾燥したパン粉はカビないですよね。

要するに、土踏まずがあることで靴のなかに空間が空き、通気性が増して湿度は下がり雑菌が増殖しにくい環境になります。

私が足が臭い原因は、土踏まずがない偏平足であるためだと思います(角質は全然ボロボロじゃないので、、、)

他にも、同じ靴を履き続けているや靴下を漂白剤につけていないなども足の臭さの原因ですが、それらはこれから紹介する最強の消臭剤で解決するので大丈夫です。

 

 

最強の消臭剤の作り方

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。私が考えた最強の消臭剤の作り方をご紹介します。

なんとこの消臭剤、効果を数カ月続かせることができます!

 

消臭剤作成に必要なもの

用意するものは4つです。それぞれ靴の消臭以外にも使い道があるので買って損はないでしょう。

①ファブリーズorリセッシュ

【ファブリーズ】

誰もが知ってる消臭剤ですね。

成分:トウモロコシ由来消臭成分(βーシクロデキストリン)、有機系除菌成分(塩化ベンザルコニウム)、香料

βーシクロデキストリンはトウモロコシに含まれる環状オリゴ糖でこれがニオイ成分を包んで無臭化しています。

※塩化ベンザルコニウムは強力な除菌剤ですが、吸い込んだりなめたりすると危険な物質なので決して顔にかけることない様に注意しましょう。

↑私のお気に入り

 

【リセッシュ】

ファブリーズに比べたらマイナー?個人的にこっちの方が安全性は高そう。

成分:両面界面活性剤、緑茶エキス(タンニンなど)、除菌剤(イソプロピルメチルフェノール?)、香料、エタノール

両面界面活性剤もニオイ成分を包んで無臭化するので、原理的にはファブリーズと変わりません。

 

②消毒用エタノール(アルコール)

新型コロナウイルスの影響で誰でも使うようになった消毒用エタノール(アルコール)

細菌、真菌関係なく、殺菌効果があります。

消毒用のものはアルコール濃度が70%程度で、アルコールは雑菌の細胞内の水分を脱水させたりタンパク質の変性させたりすることによって殺菌します。

消毒用エタノールは手指の消毒やキッチン、テーブルの消毒にも使えるので、スプレー式のものがオススメです。

スプレー用の容器を持っている人は詰め替え用がお得です。

 

③カビ止めスプレー

カビ止めスプレーは「チアベンタゾール」という非常に強力なカビ抑制剤であり、輸入オレンジやグレープフルーツのワックスにも含まれている成分です。国産のミカンはカビが生えやすいのに輸入オレンジは全然カビが生えないのは、輸入オレンジにこの成分が含まれる農薬を塗布しているからです。

哺乳類には毒性が低く、水虫の原因である白癬菌というカビも殺してくれます。

足のニオイの一番の原因物質であるイソ吉草酸を特に多く作るのがコリネ菌という細菌で、チアベンタゾールはこのコリネ菌にてきめん効きます。

チアベンタゾールは300℃の高温でも分解せず、酸やアルカリにも強く長期間安定(ただし紫外線には強くない)という優れた性能を持っているのも魅力の一つです。

 

④イチバン(農業用消毒剤)

イチバンに含まれる「TCMTB」という成分は、細菌からカビまで広い範囲で殺菌性を持ちます。カビ止めスプレーで殺せない雑菌を殺してくれるので、二つを組み合わせることで効果は絶大ということです。

少し価格は高いですが、消臭剤として使う量は少量なので、余ったものは家庭菜園などの消毒剤として使えます。


作り方と使用時の注意点

オリジナル消臭剤の作り方はシンプルです。

【作り方】

・消毒用エタノール50mlに対して、イチバンを1滴、カビ止めスプレーを3滴加えて混ぜる。

・混ぜ合わせた殺菌剤50mlをファブリーズのレギュラーサイズ(370ml)に混ぜる。

 

【注意点】

・靴や靴下にスプレーしたあと、すぐに履かないで十分乾いてから使用してください。そうすることで効果の持続時間を伸ばすことができます。

・効果を上げたい場合、カビ止めスプレーとイチバンの滴数を増やせばいいですが、皮膚がかぶれやすくなるので注意が必要です。

・チアベンタゾールは優秀な抗菌剤ですが、化学物質アレルギーを起こす可能性のある物質であり、何百人に一人の割合で腫れることがあります。

 

安全性は普通の消臭剤に比べ低いことは間違いありませんので、使ってみて皮膚がかぶれるようであればすぐに使用を中止してください。

 

 

足のニオイを抑えることのメリット

足クサが治れば様々なメリットがあります。

異性に引かれない

これが一番でかいですよね。

足の臭い人が好きな人はいますか?

一部のニオイフェチしかいないと思います(笑)

女性は、加齢臭よりもワキ臭や足臭を嫌う人の方が多いみたいです。

恋多き若者にとっては、異性と付き合えるせっかくのチャンスをニオイで失ってはもったいないです。

また、飲み会などで、座敷に上がる時靴下からツーンとしたニオイがしたら「スメルハラスメント」なんて言われちゃったりするかもしれません(笑)

 

ストレスの減少

イソ吉草酸などの悪臭物質をかぐことによって、交感神経系のストレス応答が引き起こされることがわかっています。ストレスの増加は寿命や脱毛などにも影響してくるのでできるだけ避けたいものです。

 

蚊に刺されにくくなる

イソ吉草酸は蚊を誘因する作用があり、足が臭い人ほどを蚊に刺されやすくなります。

ちなみに、腕が刺されやすい人は脇が臭く、首や頭が刺されやすい人は頭皮が臭いと考えられます。

私も脚をよく刺されていました。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回紹介した最強の消臭剤は効果が数カ月続くので、足にデオドラントなどを毎朝塗って出かけるのが面倒という人にはオススメです。

ですが体臭対策の一例にすぎませんので、不安な方は靴下の通気性を上げるなど、違うベクトルから対策を行うのがいいと思います。

私は肌が強い方なので問題なく使っていますが、安全性は保障できませんので自己責任で使用するようお願いします。

科学を勉強すると面白い発見がよくありますので、皆さんも是非自分でオリジナルグッズを作ってみてくださいね!